MBP®ニュース
2005.7.20

雪印乳業の「MBP®」研究開発がIFT『産業発展功労賞』を受賞
日本の企業で3番目の受賞

 雪印乳業株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:高野瀬忠明)はこのたび"牛乳や母乳に含まれる天然の微量タンパク質MBP®"の研究開発と商品化(※下記「MBP®配合商品の展開」参照)への応用ならびにこれまでの販売実績等の活動について、世界有数の食品科学関連団体である『食品技術者協会(Institute of Food Technologists以下IFT)』から『産業発展功労賞(Food Technology Industrial Achievement Award)』を受賞いたしました。

 『産業発展功労賞』は、食品科学、技術の発展に顕著な功績を残した世界中の候補の中から1団体のみが選ばれる(受賞者が無い年度もある)大変名誉な賞です。当社の受賞は、日本の企業で3番目となります。
 アメリカのニューオリンズで開催された授賞式(現地時間7月16日(土)午後5時30分より開催)では多数の出席者の中、当社代表取締役社長の高野瀬忠明、専務取締役の川成眞美、技術研究所所長の堂迫俊一が、IFT会長のHerbert Stone(ハーバート・ストーン)氏より記念の盾を受け取りました。引き続いて開催された世界最大級といわれる展示会でも、MBPRは多くの参加者から注目を集めました。




授賞式の様子・写真

授賞式にて 左から 専務取締役の川成眞美、IFT会長のハーバート・ストーン氏、
社長の高野瀬忠明、技術研究所所長の堂迫俊一


■参考
〔食品技術者協会(Institute of Food Technologists:IFT)〕
1939年に設立された食品科学、技術の発展のために組織された歴史ある団体。食品産業での位置付けは世界有数の協会との評価を得ており、会員数は約3万人。アメリカ・シカゴに本部を置き、アメリカ各地のほか、イギリスや日本にも支部を持つ国際的な団体。全世界の食品産業界、大学、研究機関等多岐にわたるスペシャリストたちの集まりで、食料と農業の種々の科学と技術に関与し、バイオテクノロジー、食品微生物、食品工学等22の分科会がある。

〔産業発展功労賞(Food Technology Industrial Achievement Award)〕
1959年に設けられた賞。食品の機能開発・生産技術等の発展に顕著な功績を残した企業や研究機関等の1団体のみに与えられるが、受賞者が無い年もある。審査は、産業界、研究者、政府の著名な科学者ら選考委員会によるもので、食品科学の技術革新に対する重要度に基準が置かれ、商品への応用や国内のみならず海外も含めた販売実績も審査の対象となる。IFTの他の賞が個人の研究者に与えられるのに対して『産業発展功労賞』のみが企業や研究機関に与えられる。日本の企業・団体では2000年に太陽化学株式会社が、2001年にカルピス株式会社がそれぞれ受賞している。

■MBP®の概要
〔MBP®研究の概要〕

雪印乳業(株)では、「牛乳が骨の健康に有用である」「牛乳中には骨形成に必要なカルシウムが豊富に含まれている」という、従来より良く知られている事象を背景に、「カルシウム以外にも骨代謝に影響を及ぼす成分が乳に含まれる可能性がある」として10年以上にわたり研究を進めていました。そして乳塩基性タンパク質「MBP®」を発見し、2001年には「MBP®」を強化した乳飲料を発売、2002年には清涼飲料水「毎日骨ケアMBP®」が特定保健用食品として許可されました。その後も乳製品を中心とした商品への応用、他社へのライセンス許諾を進め、現在のような幅広い商品展開に至っています。

〔MBP®配合商品の展開〕

  商品名 商品カテゴリー 会社(販売会社)名
1 毎日骨ケアMBP®     *特定保健用食品 清涼飲料 雪印乳業(株)
2 スライスチーズ脂肪分ひかえめ プロセスチーズ
3 毎日骨太MBP®チーズキャッチ プロセスチーズ
4 毎日骨太MBP®ベビーチーズ プロセスチーズ
5 毎日骨太MBP®スキム
毎日骨太MBP®スティックタイプ
スキムミルク
6 毎日骨太 乳飲料 日本ミルクコミュニティ(株)
7 アカディ 乳飲料
8 アカディモーニング 乳飲料
9 毎日骨太ヨーグルト はっ酵乳
10 毎日骨太のむヨーグルト はっ酵乳
11 SENOBY(セノビー) 清涼飲料 ジェイティフーズ(株)
12 ビーンスタークつよいこ フォローアップミルク ビーンスターク・スノー(株)
13 チーズデザートMBP® デザート (株)アクリフーズ
14 ロッテMBP骨将軍 清涼飲料 韓国・ロッテ七星飲料(株)

〔MBP®のはたらき〕
乳塩基性タンパク質「MBP®」は、牛乳や母乳に含まれる微量の機能性素材のこと。もともと牛乳にはタンパク質が豊富に含まれていますが、MBP®はそのタンパク質全体の中でも、ほんのわずかしか含まれていません。
MBPRの最大の特長は、骨をつくる骨芽細胞を増やし、骨を壊す破骨細胞のはたらきを調節する点にあります。カルシウムをしっかり摂っても、肝心の骨をつくる力が弱っていてはカルシウムは骨に付きません。MBP®は骨の細胞にはたらきかけることで、骨そのものを元気にし、骨にカルシウムが付きやすくすると同時に、骨からカルシウムが溶け出すことを防いでくれる画期的な機能性素材です。

〔雪印乳業におけるMBP®の歴史〕
雪印乳業では10年以上にわたる研究の結果、MBPRを発見し、2001年にはMBPRを強化した乳飲料を発売しました。さらに、清涼飲料水「毎日骨ケアMBP®」は特定保健用食品(トクホ)として許可されました。その後も乳製品を中心に商品へ応用し、また他社へもライセンス許諾を実施しており、現在は幅広い商品展開に至っています。既に海外展開第一号となる商品も韓国で発売されました。また2004年には、MBP®ライセンスビジネスの海外展開を進める合弁会社を設立しています。

1987年 雪印乳業(株)技術研究所にてカルシウム研究開始。
1989年 【MBP®研究を開始】カルシウム研究の過程で、カルシウム以外に骨の量を増やす成分があるという仮説を立てる。
1990年 【MBP®の原型発見】乳清タンパク質中に骨芽細胞の増殖を促進する成分があることを発見。
1991年 動物実験により乳清タンパク質中の成分が骨の強度を高めることを確認。
1993年 【MBP®の発見】有効成分が乳清タンパク質中の塩基性画分に存在することをつきとめる。
1995年 【MBP®と命名】乳塩基性タンパク質を開発。
1997年 MBP®中の骨形成促進成分を発見。
1998年 MBP®中の骨吸収抑制成分を発見。
1999年 MBP®がヒト(健康な女性)で有効であることを証明。
2000年 MBP®がヒト(健康な男性)で有効であることを証明。
2001年 【MBP®の商品化】骨の健康を応援する商品展開を開始。
2002年 「毎日骨ケアMBP®」が特定保健用食品(トクホ)として許可を取得。
2003年 11月 オーストラリアン・コーポラティブ・フーズ・リミテッド社に対するMBP®使用許諾に基本合意。
11月 MBP®の発見とそれを応用した商品開発に対して「農林水産先端技術産業振興センター会長賞」を受賞。
2004年 1月 韓国ロッテ・グループとのMBP®ライセンスビジネスについて基本合意。
4月 伊藤忠商事(株)との共同出資による合弁会社「(株)アイ・エイ・エス」設立。
2005年 MBP®が、健康な閉経期女性の骨密度増加に有効であることを実証

以 上

本件に関するお問い合わせ先
雪印乳業(株) コミュニケーション室広報グループ
TEL/03-3226-2124 FAX/03-3226-2150

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